ご挨拶
MESSAGE
検査部では、口腔領域の患部から採取された組織や細胞の標本を病理診断して、病変の性質を判定します。また、来院患者さんの血液や尿、生理機能検査(心電図・呼吸機能)を行っています。病理診断は治療方針決定のためには必須であり、各種検査結果は患者さんの安全確保に直結します。検査部は、病理診断や検査結果を的確に提供することで、大阪大学歯学部附属病院における患者さんへの高度な医療を支えております。
検査部長 豊澤 悟
業務内容
BUSINESS CONTENT
病理診断(組織診、細胞診)
顎顔面口腔領域には、感染症、自己免疫異常、腫瘍など様々な疾患が発生します。これらの疾患の治療方針決定のため、組織の顕微鏡による形態観察に加えて、免疫組織化学的または分子病理学的手法を用いて病理診断を行っています。当院では、病変と正常組織との位置関係が明瞭になるよう、大きな組織でも切り分けず、一つの標本となるよう工夫しています。また、術中迅速診断も行っています。組織診が困難な症例に対しては、低侵襲性の細胞診を用いて良悪性のスクリーニング検査を行っています。
血液検査・尿検査・生理機能検査・輸血管理
来院患者さんの採血、血液検査(血球計測、血清生化学検査、止血凝固検査)、尿検査と生理機能検査(心電図・呼吸機能)を行っています。また、輸血製剤管理を担当しています。これらの検査の目的は安全に手術を行えるかどうかの確認や入院患者さんの経過観察、輸血の安全性の確保などです。
スタッフ紹介
MEMBER
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部長
豊澤 悟(兼任)
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助教・外来医長
大家 香織
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臨床教授
岸野 万伸
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研修登録医
東篠 文昭
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検査技師
藤原 千聡
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検査技師
近堂 侑子
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検査技師
岡本 真実
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検査技師・非常勤
新免 裕子
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検査技師・非常勤
吹田 温子
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事務補佐員
古田 由起子
教育
EDUCATION
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口腔検査診断学
学部4年次〜5年次の学生に対し、口腔検査診断学講義を実施しています。臨床に必要な血液検査の知識に関する内容が主体です。
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臨床実習
学部5年次〜6年次の学生(臨床実習生)に対し、病理診断の指導を行っています。組織所見を言語化し、臨床へ伝える練習です。
研究
RESEARCH
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各種口腔疾患の臨床病理学的検討
顎口腔領域に特有の歯原性腫瘍について、臨床研究を行っています。組織・細胞形態がおとなしい一方で周囲組織へ浸潤が見られる悪性病変や、異型が目立つ細胞が含まれる良性病変も存在します。正確に診断するため、様々な検討を行っています。
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細胞診の研究
細胞診精度向上の為の有用な手法について研究を行っています。口腔に発生する扁平上皮癌の中には、細胞異型に乏しく細胞診偽陰性となる例がしばしばみられますが、その特徴を詳細に検討することで解決することを目指しています。また、希少疾患の細胞像も収集・解析しています。
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病理診断の標準化に関する研究
AIを用いた病理診断補助システムの研究を行っています。より客観的で安定した診断を可能にすることを目座します。