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視覚障害のある人の口腔健康教育に使用できる口腔内模型
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2017年度グッドデザイン賞
受賞しました。

グッドデザイン

教育内容

大阪大学歯学部附属歯科技工士学校の教育目標及び各ポリシー

 

  教育目標  卒業認定の方針 教育実施の方針 入学者受入れの方針 教育要項

  実務経験のある教員等による授業科目の一覧表  成績の評価方法

教育目標

  大阪大学は、「知の創造、継承及び実践」を使命とし、「地域に生き世界に伸びる」をモットーに、学問の独立性と市民性を備えた世界水準の高度な教育研究を推進し、次代の社会を支え、人類の理想の実現をはかる有能な人材を社会に輩出することを目的としています。 その目的の実現のため、学部及び全学的な教育研究組織において、
 1. 高度な専門性と深い学識
 2. 教養・デザイン力・国際性
を身につけた知識基盤社会のリーダーとなるべき人材の育成に取組んでいます
  大阪大学の教育目標に基づき歯学部附属歯科技工士学校では、歯科医学が健康寿命にとって非常に重要であるとの認識が拡大している現状を踏まえ、口腔顎顔面領域における人工臓器製作についての知識及び技術を通し、次世代の歯科技工界をけん引していくことができる人材の育成を目標としています。また、歯科技工学に偏重することなく、歯科医療の一員としての自覚を持ち、適正な倫理観、コミュニケーション能力及び自己解決能力も兼ね備えた人材の輩出を目指しています。

卒業認定の方針(ディプロマ・ポリシー)

  大阪大学歯学部附属歯科技工士学校では、教育目標に定める人材を育成するため、所定の期間在学し本校の定める教育課程において、
 1. 深い知識と最先端の専門知識
 2. 科学的根拠に基づく歯科技工技術
 3. 医療人としての適正な倫理観、コミュニケーション能力及び自己解決能力
 4. 目的意識と向上心に溢れた強い自立心
を身につけ、所定の単位を修得し本校学則に定める試験に合格した学生に卒業を認定し、専門士(医療専門課程)の称号を授与します。

教育実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

  教育目標に基づき、基礎分野、専門基礎分野、専門分野の3分野からなる教育課程を体系的に編成し、講義、演習及び実習の適切な組合せによる授業を歯学部及び歯学部附属病院の協力のもとに展開しています。
 1. 基礎分野では、歯科医療人として必要なコミュニケーション能力、国際性及び美的感性を養う授業を実施しています。
 2. 専門基礎分野では、多角的に歯科医療の中の歯科技工について学び、歯科技工に必要な顎顔面領域における構造や機能、歯科材料学など基礎的な知識並びに技術を習得するための授業を実施しています。加えて、本校の特徴の一つである顎口腔領域における生理学・病理学の概論の授業も実施しています。
 3. 専門分野では、歯科医療専門職として必要である専門的な知識並びに技術を習得するための授業以外に、デジタル歯科技工学、インプラント歯科技工学、オーラルアプライアンス歯科技工学および顎顔面再建工学の授業も開講しています。また、歯学部附属病院の協力を得て、歯科技工包括臨床実習を通じ、医療人としての適正な倫理観、コミュニケーション能力、自己解決能力等を養います。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

  大阪大学歯学部附属歯科技工士学校では、歯科医療の一員として健康科学に貢献できる創造性を備え、歯科技工分野における次世代のリーダーを目指す意欲に満ちた、以下に示す資質を持つ人を受け入れます。
 1. 歯科技工を通じて社会に貢献したいと考えている人
 2. コミュニケーション能力に優れ、他人に対して心配りのできる人
 3. 柔軟性のある思考ができ、豊かな人間性や健全な社会性を備えている人
 4. 社会や科学の進歩に対応し、自立的な問題解決能力を備えている人
 5. 明確な目的意識を持ち、生涯を通じて学習意欲を持続できる人
これらの資質を有した学生を選抜するために、学力試験と面接試験による総合的評価に基づいて合否を判定します。

教育要項     

歯科技工士学校養成所指定規則改正の省令にともない、2019年4月より教育カリキュラムは、時間制から単位制となりました。

 2019年度~ 入学生 カリキュラム

・各授業科目をクリックするとシラバスが閲覧できます

科目区分 授業科目 単位数  
基礎分野
科学的思考の基盤
人間と生活
保健体育 1  
外国語(英語) 2  
造形美術概論 1  
歯科技工コミュニケーション学 1  
国際歯科技工学 1 ※選択科目
専門基礎分野



歯科技工と歯科医療 関係法規 1  
歯科技工学概論 1  
歯科技工学特論 1  
歯・口腔の構造と機能 口腔・顎顔面解剖学 2  
歯形彫刻基礎実習 2  
歯形彫刻応用実習 2  
顎口腔機能学 1  
顎口腔機能学実習 1  
歯科材料・歯科技工機器と加工技術 歯科理工学 8  
顎口腔領域における生理学・病理学 顎口腔病因病態機構学 2  
専門分野 有床義歯技工学 有床義歯技工学 3  
有床義歯技工学基礎実習 全部床義歯技工学基礎実習 4  
  部分床義歯技工学基礎実習 4
有床義歯技工学応用実習 金属床義歯技工学実習 1  
  全部床義歯技工学実習応用 1
歯冠修復技工学 歯冠修復技工学 4  
歯冠修復技工学基礎実習 5  
審美歯冠修復技工学基礎実習 レジン前装冠実習 1  
  陶材焼付鋳造冠基礎実習 1
審美歯冠修復技工学応用実習 陶材焼付鋳造冠応用実習 2  
矯正歯科技工学 矯正歯科技工学 1  
矯正歯科技工学実習 1  
小児歯科技工学 小児歯科技工学 1  
小児歯科技工学実習 1  
歯科技工実習 歯科技工包括臨床実習 11  
顎顔面再建工学 1  
オーラルアプライアンス歯科技工学 1  
高次顎口腔機能再建技工学 デジタル歯科技工学 1  
デジタル歯科技工学実習 1  
インプラント歯科技工学 1  
    必須科目 合計 72  

 

~2018年度 入学生 カリキュラム

 

学科目 Subjects
時間数 Hours
外国語(英語)
Foreign Language (English)
50
造形美術概論
Introduction to the Formative Arts
20
関係法規
Dental Regulation
20
歯科技工学概論
Fundamentals of Dental Technology
50
歯科理工学
Dental Materials and Science
220
歯の解剖学
Dental Morphology and Curving Practice
266
顎口腔機能学
Fundamentals of Oral Function
60
有床義歯技工学
Removable Prosthetics
440
歯冠修復技工学
Fixed Prosthetics
440
矯正歯科技工学
Orthodontics Technology
30
小児歯科技工学
Pedodontics Technology
30
歯科技工実習
Laboratory Techniques(Exercise)
750
保健体育
Physical Education
60
顎顔面生理特論
Fundamentalls of Oral-Facial Physiology
12
顎口腔疾病特論
Fundamentals of Oral-Facial Physiology
50
歯科技工特論
Applied Dental Technology
34
CAD/CAM基礎工学
Fundamental Engineering Science for CAD/CAM
20
CAD/CAM歯科技工学
CAD/CAM for Dental Technology
40
合  計(Total)
2592

実務経験のある教員等による授業科目の一覧表

 ※以下の授業科目はすべて、実務経験のある教員によるものである。
授業科目名 単位数 担当教員
保健体育 1 桑原 宏
外国語(英語) 2 貞松 寛観
造形美術概論 1 嶋本 佳代子
歯科技工コミュニケーション学 1 嶋本 佳代子、山下 茂子
国際歯科技工学 ※選択科目 1 嶋本 佳代子、小八木 圭以子
関係法規 1 嶋本 佳代子
歯科技工学概論 1 嶋本 佳代子
歯科技工学特論 1 大西 正和 、藤原 芳生、荘司 哲也
口腔・顎顔面解剖学 2 前田 隆史、阿部 真土、乾 千珠子、古田 貴寛、佐藤文彦
歯形彫刻基礎実習 2 小八木 圭以子、後藤 哲史
歯形彫刻応用実習 2 小八木 圭以子、後藤 哲史
顎口腔機能学 1 若林 一道
顎口腔機能学実習 1 町 博之、若林 一道
歯科理工学 8 町 博之、今里 聡、山口 哲、佐々木 淳一、北川 晴朗
顎口腔病因病態機構学 2 豊田 博紀、田熊 一敞、天野 敦雄、中村 恵理子
柏木 陽一郎、田中 晋、濵田 正和、竹下 彰範、田中 信和、
大家 香織、貴島 佐和子

有床義歯技工学 3 髙阪 貴之、豆野 智昭、高橋 利士
有床義歯技工学基礎実習 8 町 博之、嶋本 佳代子
有床義歯技工学応用実習 2 町 博之、嶋本 佳代子
歯冠修復技工学 4 町 博之、中野 環、高岡 亮太、若林 一道、朝日 陽子、前薗 葉月
歯冠修復技工学基礎実習 5 町 博之、松山 和也
審美歯冠修復技工学基礎実習 2 小八木 圭以子、松山 和也
審美歯冠修復技工学応用実習 2 町 博之
矯正歯科技工学 1 犬伏 俊博
矯正歯科技工学実習 1 嶋本 佳代子、森川 千夏、鶴田 康介
小児歯科技工学 1 大継 將寿、秋山 茂久
小児歯科技工学実習 1 嶋本 佳代子、森川 千夏、鶴田 康介
歯科技工包括臨床実習 11 嶋本 佳代子、小八木 圭以子、大嶋 淳、若林 一道、
髙阪 貴之、伊藤 慎将、大継 將寿
顎顔面再建工学 1 嶋本 佳代子、森下 裕司
オーラルアプライアンス歯科技工学 1 町 博之、権田 知也
デジタル歯科技工学 1 野﨑 一徳
デジタル歯科技工学実習 1 町 博之
インプラント歯科技工学 1 中野 環、島本 博彰、櫻井 靖幸
合   計 73  

成績の評価方法

       

成績の評価については、客観的な指標に基づき教員が成績の分布状況を把握し、履修指導を行うなど適切に実施しています。

 

     

評価指標の算出方法

授業科目ごとの成績評価を点数(100点満点)換算し、取得した点数の平均点(α)を小数第1位まで算出しています。

 

各授業科目の評価方法

講 義
評価試験を経て、講義終了後の客観試験による成績評価を行います。 客観試験において合格点に満たない者は、講義中の観察記録に基づき再試験もしくはレポートにより評価を行いますが、 この場合は可もしくは不可いずれかの判定となります。また、オムニバス式の講義については、 講義終了後のレポート及び感想により評価判定を行います。
実 習
授業中の態度、習慣に加え、製作途中段階での作品の出来栄えを観察記録として判定資料とします。 また、実習期間終了後に提出された最終完成物について、採点項目を細分化しその実習における作品の評価とします。 先の判定資料と実習における作品の評価を総合的に判定し、実習の最終評価とします。