歯科技工士学校を卒業してすぐに社会に出ることに不安があり、
学校のみの臨床経験のない知識では力不足だと思ったため、研修を受けることにしました。
院内技工室での勤務も考えていたので、そのための技術と知識を学び、また自分の得意分野も見つけたいと思いました。

ワックスアップやCAD/CAMのお陰で歯冠形態について知識を深められ、苦手だったワックスアップの過程も分かる様になりました。
特にCAD/CAMは、研修初めの頃より格段にレベルアップした実感がありました。 一通り保険のケースも自費のケースも製作することができましたが、まだまだできないことも多いと感じました。

一年間で幅広いケースに挑戦させていただけたので、自分の自信にもつながり、技工士学校の頃と比べると驚くほど上達しました。 サンプルの模型で金属床の製作もさせていただけたので、良い経験になりました。

難しい症例で大変でしたが、歯科医師の先生にも褒めていただけたので嬉しかったです。 ワイヤーを何度も曲げたり、何回もやり直したので、忍耐力もつき、確実に上達できました。

国立大学の先生方のハイレベルな講義により、他では身につかない知識が身に付きました。 歯科医師の先生から直接診療や技工物についての話なども聞ける機会はないので、とても興味深かったです。 様々な科目の講義を受けて、更に知識が深まり、いい経験となりました。

この研修で多くの技術と知識を得られ嬉しい気持ちです。 デモンストレーション等で作業をする先生方を見て、まだまだ私は未熟であると感じました。 ここで得たモノを活かして先生方の様に素早く、質の良い技工物を作れるよう、これからも努力していきます。

よく怒られていましたが、先生方に熱心に教えて頂けてとても感謝しています。 社会に旅立つ前に知るべき知識や大学ならではのスキルなどたくさん知る事ができました。 この一年間は将来のためにとても貴重な時間でした。

自分は歯冠系か有床系かどちらに向いているかさえ不安な状態でスタートした1年でしたが、 どちらのグループでも様々な経験ができ最初の自分よりも自信がつきました。 この経験を生かして今後頑張っていきたいです。ありがとうございました。