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口腔分子感染制御学講座(小児歯科学教室)について

 当教室では,乳幼児期から思春期にかけての歯科疾患のうち,「う蝕」および「歯周病」に対する基礎的・臨床的研究を行っている.特に,う蝕原性細菌であるStreptococcus mutansに関して,その表層構造物の病原性への関連を分子生物学的手法や実験動物モデルを用いて検討している.一方,歯周病に関しては,分子生物学的手法を用いて,乳幼児期からの歯周病原性細菌の定着に関してや母子における細菌種の分布などを経時的に分析するとともに,歯周疾患発症高リスク者の予知法の開発を目指した研究を行っている.

 小児歯科臨床において全身疾患を有する患者の治療を行うことがあり,特にある種の先天性心疾患を有する小児の歯科治療を行う際,感染性心内膜炎発症予防のための抗生物質の術前投与の必要性はよく知られている.当教室では,感染性心内膜炎を罹患した患者の血液や弁組織,さらには同患者のプラークから口腔レンサ球菌を分離し,その性状の分析を行っている.また,近年取りざたされてる口腔細菌と全身疾患の関わりについては,実際に心臓血管手術で摘出されたサンプルを用いた分析を行っている.さらに,小児・思春期の患者が実際に口腔内に保有している口腔細菌を詳細に分析し,う蝕や歯周病さらには全身疾患を引き起こす可能性が高い菌株を保有する対象の簡易同定法の確立を目指している.

 歯の形成不全や先天性欠損は,ある種の全身疾患に伴って生じることが知られており,小児科領域の先生方と連携して対処している.臨床的な対応としては,主に形成不全歯に対する修復処置や歯の欠損部への義歯製作等を行っており,その症例ごとにベストな対処法を追求している.また,これらの疾患に関して根本的な解決法の確立につながる知見を得ることを目指して,分子生物学的・免疫組織学的手法を駆使した研究を行っている.