TOPICS トピックス

学内での授業内容や各行事のトピックスをお届けします。

2023年07月04日

「近畿歯科技工ガイダンス 2023」に参加しました

集合写真

近畿歯科技工士会連絡協議会主催の「近畿歯科技工ガイダンス 2023」が令和5年7月1日(土)、海遊館ホールにて開催されました。多くの参加学生の中、本校からは14名参加しました。 ガイダンスの開催前に、近畿圏の歯科技工士養成機関学生を対象に就職に関連する不安や疑問を調査し、それに対する考えを3つのセクションに分け意見を述べていました。各セクションは、技工所経営者、若手歯科技工士、女性歯科技工士であり、それぞれの立場からの声でしたので、学生にとっては非常に理解しやすかったと思われます。

壇上
観客席

1部では採用試験等についてであり、カービングなど実地試験をおこなう場合は、その出来具合よりも取組む姿勢を重要視し、人選をおこなっているとのことでした。面接時では、きちんとした挨拶をおこなえるか、ハキハキと話すことができるかなど、技術面よりも人間性を重視しているとのことでした。このことからも学生諸子にとっては、歯科技工に関すること以外にも、日ごろの生活態度を考える必要があると感じました。また、勤務時間や福利厚生については、働き方改革によって多くは大幅な改善がみられ、求人票にも記載されています。もしそれらのことで疑問点があれば、理解できるまで率直に質問することが必要であり、そのためには多くのところに見学に出向き直接話を聞くことが重要であると述べていました。

2部では、最大の難関である国家試験について、その対策が質疑内容でした。そこでは、学校が提示した対策を前向きにこなすことが重要であり、カービング等の実地試験の練習では苦に感じない環境作りが大切であると述べていました。また就職先を選ぶときは、通勤距離を重視したほうがいいという意見と、自分のやりたいことを優先したほうがいいという意見がありましたが、要するに様々な条件の中で自分に合った優先順位をつけられるのかが重要だと思いました。学生と近い年齢層によるアドバイスであるためか、参加学生は真剣に聞いていました。

スライド
会場全容

3部では女性に対する内容でした。3人の演者とも既婚者であり、独身・結婚・子育ての時期を経験しているため、比較して女性としてのアドバイスがあった。独身時は歯科技工に没頭できたが、結婚後は家庭内の用事もあるため時間に追われるため、効率を考えた行動力が身についたと話されていました。時間配分等は女性が男性より優位との考え方があるが、これは男女関係なく、個人差の問題であるとのことでした。また、子供がいれば子育てが始まり、効率化だけではなく同時進行も必要となる。しかし基本的にはパートナーの協力は不可欠であり、男性の家事能力も上げる必要であるとの見解でした。

予定時間を少しオーバーしましたが無事ガイダンスを終了し、さて学生はどのように感じたでしょうか。学生に感想を聞いてみたところ、これから本格的な就活が始まるので、非常に参考になり有意義であったとの声が聞かれました。本校だけでなく、すべての学生が自分で行動し、多くの情報を得、その中で自分にふさわしい職場を見つけ、そこにたどり着けることを願っています。

2022年10月07日

保健体育 - 令和4年度 最終授業 -

ボウリング場
通常の保健体育の授業は、キャンパス内にあるグラウンドや体育館を利用しています。しかし本日の保健体育は今年度最終授業となるため、キャンパス外でボウリングを実施しました。午前の授業が終わると学生各々で、集合時間に間に合うよう現地(関大前ボウリング場)へ向かいました。
準備
貸し靴を受け取り、思い思いのボウルを選んで準備に入りましたが、驚いたことに、これまでボウリングをやったことがない学生が複数人いて、これも時流に乗ったことなのかな・・・と考えさせられます。そんな中、経験ある学生がそうでない学生に丁寧に教えている光景も垣間見られ、困っている者に対して手助けしている様子からも、これから卒業するまで幾度となく助け合って学校での時間を共有してほしいと思います。
開始
さて、ボウリングの方は2年生担任より開会の挨拶があり、1年生委員長の始球式によって14:30に開始しました。各レーンに4人のグループに別れ、2ゲームの合計点で競われました。開始まもなく各レーンでは、必死にボウルを投げている様子が散見されました。学生は一喜一憂しゲームが進んでいくうちに、個人得点が気になる学生、あきらめムードの学生、他とは一切関係なしにマイペースな学生など多種多様でしたが、みんな笑顔を絶やさず生き生きとしていました。

ゲーム終盤で順位が上位にいる学生が両学年とも存在し、加えて得点差がわずかであることに気付くと、全体がざわめき始めました。全ゲーム終了するまで上位は確定せず、最終的には1~3位は4ピン差の中で勝負が決し、特に2位と3位の差が1ピン差であることから、大いに盛り上がったことは想像できると思います。
ゲーム終了後、4位から順に表彰が始まりました。あらかじめ全員に行き渡るよう準備されていた商品は、1年生担任から手渡され、全員での記念写真の後、片づけを終えて現地解散となりました。

投げる背中
並んだピン
笑顔でピースする写真
1・2年合同の行事はこれが最後になるかもしれません。在学中は同級生だけでなく、その先輩や後輩と交流を持ち、ともに楽しく過ごすことが後になって大きな財産になると思います。そのための場を設けてあげるのが教員の仕事の一つだと考えますが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、なかなか思うようにはなりません。しかしわずかかも知れませんが、今回のボウリングで学年を超えた良い想い出の一つとなればいいと思っています。
集合写真
10月の季節を迎え、授業も後期に入りました。これから2年生は国家試験に向けて、1年生は進級に向けて、学生みんなが有意義な学校生活が送れるように見守っていきたいと思います。
2022年08月22日

サイエンス・フェスタ 2022 - 青少年の理科実験・工作教室  -

「サイエンス・フェスタ」は毎年夏休みに小学生などに理科実験や工作教室を提供していましたが、新型コロナ感染流行のため2020年は中止、2021年はオンラインでの開催となっていました。今年は対面イベントとなり、場所も大阪阿倍野にある大谷中学・高校での開催なりました。

本校は「歯科材料でオリジナルストラップをつくろう」と題したブースを3年ぶりに出展しました。過去にも出展していますが、今回は開催場所も変わり、感染対策も行うため出展には例年以上に十分な準備が必要でした。

当日は参加者が集まるか不安でしたが、午前10:00開始とともに多くの方が訪れてくださいました。 今回は1日のみの出展となりましたが、粉と液を混ぜたときに発生する化学反応の発熱には親子で驚かれたり、一生懸命にマジックペンで色塗りをしてストラップつくりを楽しまれている姿を拝見できました。参加者は小学生などが多く、歯科技工士の職業PRは未知数ですが、コロナ禍以前と同様に対面イベントが無事開催されてまずはホッとしました。

スライド
会場全容
会場全容
2022年05月23日

2022年度 学外見学(モリタ製作所)

1・2年生合同で、京都府伏見区のモリタ製作所の本社工場に見学に行きました。
コロナの影響で2年間学外行事がなかったため、2年生にとっても初めての学外見学でした。

創業100年を超える歴史あるモリタ製作所では、歯科機器の歴史が学べる資料館や、工場内部、最新の機器が見学できるショールームを、社員の皆様に引率いただきご説明いただきました。

学生は歯科の歴史や最新の機器、高品質なものづくり現場を、真剣な眼差しで見学していました。
学校内では学べない貴重な体験ができました。
モリタ製作所の皆様ありがとうございました。


レンガ造りの趣ある工場
診察台
NHKの朝ドラ「まんぷく」の撮影にも貸し出された昭和初期の診察台
朝ドラ「まんぷく」資料

リアルな患者さんの動きを再現し、会話もできる教育用患者ロボット

多くの賞を受賞している最新のチェア
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2019年09月15日

台北医科大学の学生と実習授業

実習のようす
日本での研修に訪れた台北医科大学 歯科技工学科の学生3名を9月11日~13日の期間で受け入れました。

2年生の歯形彫刻実習では、調和のとれた上顎前歯部を製作できるように、3本の中切歯石こう模型のうち2本を側切歯や犬歯にそれぞれの相違を考察して、形態変化させる彫刻をしました。 最初は3名とも実習内容に戸惑った様子でしたが、講師のアドバイスを受けながら、黙々と真剣な眼差しで彫刻する姿が印象的でした。

実習のようす
集合写真

2日目12日は事務方の引率でISWの学生と共に株式会社松風を見学し、3日目13日の午前はマウスガード製作の合同実習を行いました。本校学生はすでにシート圧接作業を終了していたため、11日に台湾学生が持参した各自の口腔内模型を咬合器装着し、シート圧接作業までの準備は学校側で行いました。実習当日は本校学生と一緒に実習しました。指示されたことを考えながら手際よく製作したので、3名とも早々に完成させました。

実習終了後、3日間の研修に対して学校長から修了証の授与があり、その後台湾の学生を囲んでわずかな時間学生同士で交流ができました。

合同実習のようす
集合写真
交流のようす
昼食のようす
昼食は本校学生と買い出しに行き一緒に食事をしました。そのあと午後からの和田精密歯研株式会社の見学のため集合場所へは一緒に出かけました。
集合写真
限られた滞在時間ではありましたが、同じ歯科技工士を目指す学生として、言葉のコミュニケーションは難しくてもお互い相通じるところを感じたのではないかと思います。