学内での授業内容や各行事のトピックスをお届けします。

令和7年7月5日(土)、「近畿歯科技工ガイダンス2025」ならび「第2回合同企業説明会」が、難波御堂筋ホール(大阪市)で開催されました。 本校からは最終学年となる2年生、10名が参加しました。 今年の近畿地方の梅雨はすでに明けており、7月初旬としては例年になく非常に暑い中の開催となりました。


一部では近畿歯科技工士会連絡協議会が主催し、歯科技工ガイダンスがおこなわれました。 歯科技工士として勤務している3名のパネリストから、それぞれの職場を例に歯科技工所もしくは院内ラボの現状について講演がありました。学生からの質問はLINEにより集積され、講演後に質問についてパネリストが回答するというものでした。 パネリストは若年層から選出されていることもあり、学生の立場に寄り添った回答があり、職場を決めるための要因、会社訪問時に気を付けること等の質問があり、生の声を聞けたことは学生にとっては有意義であったと思います。 特に、最初の就職先の選択は、歯科技工士として続けていけるかどうかが決まるので、本校のみならず、多くの学生が慎重に検討する一つの手段として、第二部の企業説明会に臨んでもらえればと感じました。
二部の企業説明会では日本歯科技工所協会西支部の主催で、企業(歯科技工所)ごとに設置されたブースにおいて15分間の説明会が3回おこなわれました。 場所の都合上、5分間でブースを移動することとなってはいたが、混乱もなくスムーズに移動している様子が散見されました. 参加技工所が25社を数え、近畿圏のみならず四国、北陸、関東の遠方の技工所も名を連ねていて、学生にとってはお目当ての技工所の説明が聞けるとあってか、思い思いのブースに赴き傾聴していました。 決められたブースでは各企業が工夫を凝らし、学生も真剣に説明を聞いていました。 3回の説明会後のフリータイムでは、各学生が気になった企業に散らばり、たくさんの質問を投げかけることで就職先を検討する材料として多くの情報を得たことと思います。

これを機会に夏休み期間を利用して様々な歯科技工所へ見学に行き、多くの知識を吸収してほしいと感じました。 また今回の催事のように、学生各位には在籍している養成機関だけでなく、歯科技工士会や技工所協会など多くの人たちが応援していることを忘れず、それぞれの道を歩んでほしいと願っています。
2026年度入学の学生募集要項冊子を配布開始いたします。詳しい内容は「募集要項」をご覧ください。
令和7年度の入学式は、4月1日挙行されました。
入学生の氏名が一人づつ呼ばれ、入学生代表者によって宣誓書が読み上げられました 。
学校長より2年間で充実した学びを願う式辞が述べられました。



仲野学部長や山城病院長より学生生活を励ます温かな祝辞をいただきました。




令和6年度卒業式は、雨が降り続く3月5日に挙行しました。
学校長より卒業生に一人ずつ卒業証書が手渡されたあと、2年間の皆勤賞や学業成績や歯科技工実習成績の優秀学生のべ10名が表彰されました。

池邉学校長の式辞の後、西村学部長と山城病院長や来賓の祝辞を賜り、在校生代表の送辞と卒業生代表の答辞が読み上げられました。


2年の月日を共に過ごした学友は、歯科技工士として歩む人生の礎となるでしょう。健やかにご活躍されることを心より願います。

歯科医療のデジタル化に対応できる人材となれるよう、本校は「デジタル歯科技工学 」として講義では工学的基礎知識を学習し、歯科用CAD/CAMの機器を実際に作業する「デジタル歯科技工学実習」を実施しています。
京都にある歯科用材料・機器メーカー「株式会社 松風」のご協力のもと、社員による歯科用CAD/CAMシステムによるデジタル化のメリットと最新機器・材料の紹介があり、模型のスキャンや歯のCAD設計の方法を学生に教授いただきました。
歯科のデジタル機器は、毎年のように機器の精度や加工速度が目覚ましく進歩しています。最新の機器による実習のおかげもあり、終了予定時間まで松風の製品がそろった「あゆみテラス」にて、江戸時代ごろにつくられた木製義歯から最新材料や機器を見学させていただきました。


