未来知創造プログラム
大阪大学未来知創造プログラム(2014年度)採択課題
歯科医療現場における障害のある子どもとその親への包括的支援プログラムの開発
Developing a Comprehensive Support Program for Children with Special Needs and Their Caregivers in Dental Settings
1.哲学カフェ
哲学カフェは終了いたしました.
2.講演会
終了いたしました.
3.電子ブック版『てがみ-昔の私へ』公開について
2016年1月に発行した冊子『てがみ-昔の私へ』の電子版を公開いたしました.
研究の概要
研究の概要
本研究では、障害者歯科学・臨床哲学・臨床心理学という三領域からの学際的アプローチによって、障害のある子どもをもつ親の「生きづらさ」を改善するプログラムを開発する。障害当事者への歯科治療に並行して、その親の語りを聴き、その経験や感情を詳細に記述していく臨床哲学的アプローチと、一対一の対話を通じて心の変容を促す心理療法的アプローチを行うことで、親の心理状態の理解と支援をはかる。それは、親のサポートなしには生きることの難しい障害当事者の心身の健康状態、QOLの向上にも寄与することが考えられる。収集された事例の質的分析から、障害のある子どもとその親への歯科医療現場における包括的支援プログラムを構築する。平成28年度からは、小児看護学も参加し四領域による学際的アプローチを展開している。
研究期間 平成26年度~28年度
研究メンバー
研究代表者 | 村上 旬平 | 大阪大学歯学部附属病院 障害者歯科治療部 助教→講師 |
共同研究者 | 竹中 菜苗 | 大阪大学保健センター 学生相談室 助教 |
共同研究者 | 新家 一輝 | 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 統合保健看護科学分野 生命育成看護科学講座 小児・家族看護学教室 講師 |
学外研究協力者 | 稲原 美苗 | 大阪大学大学院文学研究科臨床哲学教室 助教→神戸大学大学院人間環境学研究科人間発達専攻 学び系講座 准教授 |
学外研究協力者 | 有田 憲司 | 大阪歯科大学歯学部 小児歯科学講座 主任教授 |
研究協力者 | 青木 健太 | 大阪大学大学院文学研究科 博士後期課程 大阪大学歯学部附属病院障害者歯科治療部 特任研究員(2016年度) |
研究協力者 | 桂ノ口 結衣 | 大阪大学大学院文学研究科 博士後期課程 |
関連発表
2017-02-28 | 学術誌発表 | 村上旬平,稲原美苗,竹中菜苗,青木健太,新家一輝,松川綾子,有田憲司,秋山茂久.障害者歯科医療における障害のある子どもをもつ親への支援-学際的研究からみえる現象-.障害者歯科 2017:38(1),16-23. |
関連記事
2014-04-07 | 大阪大学ウェブサイト 研究/大学独自の研究支援事業 | 大阪大学未来知創造プログラム |
2014-04-07 | 大阪大学ウェブサイト ニュース&トピックス | 新たな学内研究支援制度「未来知創造プログラム」の募集開始 |
2014-07-17 | 大阪大学ウェブサイト ニュース&トピックス | 未来知創造プログラムを選定 |
2014-09-01 | 阪大ニューズレターNo.65(2014秋号)p.13-14 | 障害のある子と親のQOLを高めたい(PDF) |
2014-09-01 | Resou (Research at Osaka University) | 障害のある子と親のQOLを高めたい |
2014-09-01 | Osaka University web site Research topics from NL65 | Improving Quality of Life for Children with Challenges and Their Parents (Research Topics from NL65) |
2016-06-01 | 産経新聞 | 「障害者歯科」で哲学、心理学が連携 「カフェ」で親をサポート pdf |
2017-02-01 | アポロニア21 | 「われらがスタディグループ 関西障害者歯科臨床研究会」内で最近議題に上がったテーマとして「障害者歯科医療における家族支援-哲学対話による『生きづらさ』の改善」が紹介されました. |
研究協力者募集について
現在,募集は終了しています.
ご意見・ご質問などの連絡先
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-8
大阪大学歯学部附属病院障害者歯科治療部 (担当 村上旬平)
TEL 06-6879-2280 FAX 06-6879-2284
Email jumpei@dent.osaka-u.ac.jp (@は英文字に変更してください)
【これまでの活動および経過】
日 | 出来事 | 場所 |
---|---|---|
2014年度 | ||
2014/ 7/10 | 研究採択 | |
2014/ 7/23 | URAフォローアップ顔合わせ | 吹田:歯学部附属病院 |
2014/ 7/24 | 打ち合わせ | 豊中:保健センター |
2014/ 8/ 1 | 阪大ニュースレター取材 | 吹田:歯学部附属病院 |
2014/ 8/ 4 | 打ち合わせ(URA同席) | 吹田:歯学研究科 |
2014/ 8/19 | 歯学研究科倫理審査申請 | |
2014/ 8/29 | 打ち合わせ | 豊中:保健センター |
2014/ 9/16 | 海外視察(竹中) | チューリッヒ大学(ドイツ) |
2014/ 9/30 | 歯学研究科倫理審査委員会研究許可(許可番号H26-E21) | |
2014/10/ 9 | 打ち合わせ | 豊中:保健センター |
2014/10/15 | 保護者アンケートおよび研究協力者募集開始 | 吹田:歯学部附属病院 |
2014/10/30 | 未来知創造プログラム研究者顔合わせ会(稲原 竹中) | 豊中:文理融合型研究棟 |
2014/10/31 | 未来知創造プログラム研究者顔合わせ会(村上) | 吹田:産学連携本部 |
2014/11/14-16 | 第31回日本障害者歯科学会学術大会 参加(村上,稲原,竹中) | 仙台国際センター(仙台市) |
2014/11/27 | 打ち合わせ | 豊中:保健センター |
2014/12/ 4 | 未来知創造プログラムH26年度進捗報告会(村上,稲原,竹中) | 豊中:大阪大学会館 |
2014/12/28 | アンケートおよび第一次研究力者募集の終了 | |
2015/ 1/14 | 第1回哲学カフェ(参加者7名) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 1/30 | 第2回哲学カフェ(参加者10名) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 1/30 | 心理カウンセリング開始 | 吹田:歯学部附属病院 |
2015/ 1/30 | 打ち合わせ | 吹田:歯学部附属病院 |
2015/ 2/28 | 講演会および研究活動報告会「障害のある人の歯科医療を見つめなおす」(参加者60名) | 大阪大学中之島センター |
2015/ 3/ 4 | 第3回哲学カフェ(参加者11名) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 3/ 6 | URAフォローアップインタビュー | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 3/19 | 打ち合わせ | 豊中:保健センター |
2015年度 | ||
2015/ 4/10 | 第4回哲学カフェ(参加者8名) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 4/24 | 打ち合わせ | 吹田:歯学部附属病院 |
2015/ 5/13 | 第5回哲学カフェ(参加者6名) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 5/26 | 打ち合わせ | 吹田:歯学部附属病院 |
2015/ 5/26 | 第1回障害者歯科治療部内報告会(稲原,竹中) | 吹田:歯学部附属病院 |
2015/ 6/10 | 第6回哲学カフェ(参加者10名) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 6/30 | 第2回障害者歯科治療部内報告会(稲原,青木) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 6/30 | 打ち合わせ | 吹田:歯学部附属病院 |
2015/ 7/15 | 第7回哲学カフェ(参加者14名) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 9/ 4 | 第8回哲学カフェ(参加者9名) | 吹田:歯学研究科 |
2015/ 9/ 17-24 | 海外視察(村上,稲原,竹中) | Mun-H center, Kannebäcksskolan, GPCC (Gothenberg, Sweden) |
2015/10/15 | 打ち合わせ | 豊中:保健センター |
2015/10/23 | 第9回哲学カフェ | 吹田:歯学研究科 |
2015/11/7-8 | 第32回日本障害者歯科学会学術大会 ポスター発表 1.「障害者歯科を受診する患者の親の心的サポートに関するニーズ調査」 2.「歯科医療現場における障害のある子どもをもつ親への 心理的支援の試み」(*日本障害者歯科学会学術大会優秀発表賞 受賞) | 名古屋国際会議場(名古屋市) |
2015/11/20 | 打ち合わせ | 吹田:歯学部附属病院 |
2015/11/24 | 第1回哲学カフェ for staff | 吹田:歯学研究科 |
2015/12/ 2 | 第10回哲学カフェ | 吹田:歯学研究科 |
2015/12/27 | 『てがみ―昔の私へ―』発行 | |
2016/ 1/20 | 第11回哲学カフェ | 吹田:歯学研究科 |
2016/ 1/21 | 打ち合わせ | 豊中:保健センター |
2016/ 2/11 | 講演会および研究活動報告会「障害者歯科の家族支援は必要か?」(参加者30名) | 大阪大学中之島センター |
2016/ 2/27 | 講演会「拝啓、病院の皆様へ- 聴覚障害者が出会うバリアの解消へ」(参加者24名) | 大阪大学中之島センター |
2016/ 3/ 9 | 第12回哲学カフェ | 吹田:歯学研究科 |
2016/ 3/19 | 打ち合わせ(村上,稲原,竹中,新家,青木) | 吹田:歯学部附属病院 |
2016/ 3/26 | 未来知創造プログラム平成27年度進捗報告会(村上,竹中) | 吹田:テクノアライアンス棟1階アライアンスホール,交流サロン |
2016年度 | ||
2016/ 4/1 | 共同研究者交替(文学研究科 稲原→保健学科 新家) 青木健太氏が歯学部附属病院特任研究員となる | |
2016/ 4/27 | 第13回哲学カフェ | 吹田:歯学研究科 |
2016/ 5/18 | 第14回哲学カフェ(参加者6名)(産経新聞取材) | 吹田:歯学部附属病院 |
2016/ 5/20 | 産経新聞取材(心理カウンセリング) | 吹田:歯学研究科 |
2016/ 6/1 | 産経新聞記事掲載 | |
2016/ 6/20 | 打ち合わせ(村上,稲原,竹中) | 吹田:歯学部附属病院 |
2016/ 6/22 | 第15回哲学カフェ | 吹田:歯学部附属病院 |
2016/ 7/17 | 関西障害者歯科臨床研究会第8回研究集会にて稲原美苗と青木健太が「障害者歯科医療における家族支援—哲学対話をとおして見える世界」と題し教育講演 | ピアザ淡海(大津市) |
2016/ 7/29 | 第16回哲学カフェ | 吹田:歯学部附属病院 |
2016/ 8/31 | 第17回哲学カフェ | 吹田:歯学部附属病院 |
2016/ 9/11 | 講演会「医療現場で望まれる家族支援とは?」(参加者30名) | 大阪大学中之島センター |
2016/ 9/28 | 第18回哲学カフェ | 吹田:歯学部附属病院 |
2016/10/1-2 | 第33回日本障害者歯科学会学術大会 ポスター発表 1.「親の支援を目指す障害者歯科への哲学対話の寄与」 2.「心理学的ならびに哲学的アプローチによる患者と家族の心理・生活状況の把握」 | 大宮ソニックシティ(さいたま市) |
2016/12/31 | 『臨床哲学』18に特任研究員 青木健太が「話すことと聞くことによる発見について」を発表 | |
2017/ 2/28 | 『障害者歯科』38巻1号に「障害者歯科医療における障害のある子どもをもつ親への支援-学際的研究からみえる現象-」を発表 | |
2017/ 3/ 7 | 障害者歯科治療部における報告会(青木)『「当たり前」の外』 | 吹田:歯学部附属病院 |
2017/ 3/10 | 打ち合わせ(村上,稲原,竹中,新家,青木,小野,桂ノ口) | 梅田 |
2017/ 3/21 | 第40回臨床哲学研究会にて稲原美苗が「哲学対話における現象学的アプロ―チ」と題して発表 | 豊中:基礎工学部I棟オレンジショップ |
2017年度以降 | ||
2017/ 5/27 | 科研「北欧現象学者との共同研究に基づく傷つきやすさと有限性の現象学」第4回研究会にて稲原美苗が「Philosophy Café Dialogues as the Phenomenological Foundation for a Feminist Exploration of the Lived World of Mothers Who Have Raised Children with Disabilities」と題して発表 | 日本大学 |
2017/ 6/16 | 未来知創造プログラム平成28年度進捗報告会(村上) | 吹田:テクノアライアンス棟1階アライアンスホール,交流サロン |
これまでの哲学カフェ開催履歴
回 | 開催日時 | 場所 | テーマ | 案内文 |
---|---|---|---|---|
1 | 2015/1/14(水) 11:00~13:00 |
歯学研究科 F棟2階 リフレッシュルーム |
日常と非日常 | 「日常」というとどんなことが思い浮かびますか。普段どおりの暮らし、何の変哲もない時間、そんなことが思い浮かぶでしょうか。 ところで、私にとっての「日常」は他の人にとっても「日常」なのでしょうか。他の人にとっての「日常」は私にとっても「日常」なのでしょうか。むしろ、私にとっての「日常」は他の人にとっての「非日常」でしょうか。他の人にとっての「日常」は私にとっての「非日常」でしょうか。 私たちはどんなことを「日常」と呼び、どんなことを「非日常」と呼んでいるのでしょう。いっしょに考えてみましょう。 |
2 | 2015/1/30(金) 11:00~13:00 |
歯学研究科 F棟2階 リフレッシュルーム |
ほめるとおだてる | ほめているつもりなのに、おだてていると思われたことはありませんか。ほめられていることを、おだてられていると思ったことはありませんか。 何をすれば「ほめる」ことになり、何をすれば「おだてる」ことになるのでしょうか。何をされるとき「ほめられる」と感じ、何をされるとき「おだてられる」と感じるのでしょうか。 「ほめる」と「おだてる」は何が違うのでしょうか。 いっしょに考えましょう。 |
3 | 2015/3/4(水) 11:00~13:00 |
歯学研究科 F棟2階 リフレッシュルーム |
あなたにとって障害者歯科とはどのような場所ですか? | この哲学対話では、障害者歯科に通院しているお子さんをお持ちのお母さん・お父さんに集まっていただいています。そこで今回はみなさんが考える障害者歯科のことを聞いてみたいと思います。 みなさんに障害者歯科のことを考えてもらいたいのは、障害者歯科が少し変わったところだからです。他の医療機関には障害者を専門に治療するところはほとんどありません。 お母さん・お父さんにとって障害者歯科はどんなイメージの場所ですか。障害者歯科に行くことはみなさんにとってどんな意味がありますか。一緒に考えてみてください。 |
4 | 2015/4/10(金) 11:00~13:00 |
歯学研究科 F棟2階 リフレッシュルーム |
母 | いままでの対話は「母」がいつも背景にあったと思います。はっきりと「母」として話されていたこともあれば、それと意識していなくても「母」として話していたこともあったかもしれません。 ところで「母」とは何なのでしょうか。「母」とは人のことでしょうか。それとも役割の名前のことでしょうか。どんなとき、どんな場所で「母」という言葉は使われるのでしょうか。私たちは何を「母」と呼んでいるのでしょうか。 これまで、ずっと現れていたけれども考えてこなかったこと。「母」について一緒に考えてみましょう。 |
5 | 2015/5/13(水) 11:00~13:00 |
歯学研究科 F棟2階 リフレッシュルーム |
痛み | 歯科に「痛み」はつきものです。歯の痛みと、それを直すための治療の痛みと、その間で葛藤することがあります。しかし、自分の歯が痛むわけでもなく、自分が治療してもらうでもない、そばで見守るみなさんはどんな経験をしているのでしょうか。 「痛み」は、心であれ身体であれ、その「痛み」を感じているまさにその人にしか感じることのできないものです。その「痛み」のそばにいる人は、自分のものでない「痛み」にどうやって、どんなふうに寄りそうことができるでしょうか。一緒に考えましょう。 |
6 | 2015/6/10(水) 11:00~13:00 |
歯学研究科 F棟4階 大学院セミナー室 |
ストレス | あなたは「ストレス」を感じることがありますか。どんなときに「ストレス」を感じますか。あなたが何かをしているときですか、あなた以外の誰かが何かをしているときですか。何に「ストレス」を感じますか。人ですか、モノですか、出来事ですか。あなたはその「ストレス」をどうしますか。溜め込みますか、解消しますか、原因を絶ちますか。 「ストレス」とはいったい何で、「ストレス」を感じるとはどういうことなのでしょうか。一緒に考えましょう。 |
7 | 2015/7/15(水)11:00~13:00 | 歯学研究科 F棟4階 大学院セミナー室 |
わかる | 「わかる」。私たちがそう言うのはどんなときでしょうか。丁寧に説明されたとき、新しい知識を得たとき、同じ経験をしたことがあるとき。そんなとき、私たちは「わかる」と言います。しかし、それだけでしょうか。説明がなくても、知らなかったことを知ったのでなくても、経験を共有しているのでなくても、「わかる」と言うことはないでしょうか。 理由ははっきりしない、言葉にもできない、それでも「なんとなくわかる」。私たちがそう思うのはどんなときでしょうか。私たちはなにが「わかった」のでしょうか。なぜ「なんとなく」なのでしょうか。なぜそんな曖昧なものが私たちを結びつけることがあるのでしょうか。私たちがもっているこの不思議な力について一緒に考えましょう。 |
8 | 2015/9/4(金)11:00~13:00 | 歯学研究科 F棟4階 大学院セミナー室 |
子 | いままでの対話は「子」がいつも背景にあったと思います。はっきりと「子」として話されていたこともあれば、それと意識していなくても「子」として話していたこともあったかもしれません。ところで「子」とは何なのでしょうか。「子」とは人のことでしょうか。それとも役割の名前のことでしょうか。どんなとき、どんな場所で「子」という言葉は使われるのでしょうか。私たちは何を「子」と呼んでいるのでしょうか。これまで、ずっと現れていたけれども考えてこなかったこと。「子」について一緒に考えてみましょう。 |
9 | 2015/10/23(金)11:00~13:00 | 歯学研究科 F棟4階 大学院セミナー室 |
育 | 「育つ」、「育てる」、「育む」。誰が、誰が誰を、誰と一緒に。何が、何が何を、何と一緒に。私たちは「育てられた」のでしょうか、それともおのずから「育った」のでしょうか。私たちは誰かを「育てる」のでしょうか、それとも誰かはただひとりでに「育つ」のでしょうか。「育てよう」とするから何かが「育まれる」のでしょうか、それともそれはひそかに「育まれる」のでしょうか。 私と誰かと何か。その「育」について一緒に考えましょう。 |
10 | 2015/12/2(水)11:00~13:00 12/4から変更になりました! | 歯学研究科 F棟4階 大学院セミナー室 |
驚く | 何かに「驚く」。誰かを「驚かせる」。どんなときに「驚き」、どうすれば「驚く」のでしょうか。予想していなかったから、むしろ予想したとおりだったから。何か期待していたこととは違ったから、そもそも何も期待していなかったから。「驚いて」、いろいろな気持ちになるのはなぜでしょうか。「驚いて」、嬉しい。「驚いて」、戸惑う。「驚いて」、悲しい。「驚いて」、恐ろしい。 「驚く」の中に「驚くべきこと」はあるでしょうか。一緒に考えましょう。 |
11 | 2016/1/20(水)10:30~12:30 *時間にご注意ください | 歯学研究科 F棟4階 大学院セミナー室 |
新しい | 新しい目覚まし時計が鳴って、新しいメニューの朝食を食べて、新しい歯ブラシで歯を磨いて、新しい服を着て、新しい靴を履いて、新しい道を通って、新しい場所へ、新しい人に会いに行く。 形が違っても目覚まし時計は目覚まし時計。デザインが違っても服は服。場所や内装が違っても歯科は歯科。誰であっても歯科医は歯科医。それにもかかわらず「新しい」とすれば、何がどうして「新しい」のでしょうか。「新しい」とは何なのでしょうか。一緒に考えましょう |
12 | 2016/3/9(水)11:00~13:00 | 歯学研究科 F棟4階 大学院セミナー室 |
壁 | 私たちはどんなものを「壁」とみなしているでしょうか。区切るために、囲うために、遮るために、防ぐために、あるいはそれ以外のためにあるもの。「壁」は「誰か」が「つくった」のでしょうか、それとも「誰か」ということもなく「できた」のでしょうか。「壁」はどのくらいの「高さ」から「壁」と言えるでしょうか。「壁」を前にした私は、その「壁」の「内側」にいるのでしょうか、それとも「外側」にいるのでしょうか。 今いる場所にある、これから行く場所にある、これから通り過ぎる場所にある「壁」について、一緒に考えましょう。 |
13 | 2016/4/27(水)11:00~13:00 | 歯学研究科 F棟4階 大学院セミナー室 |
距離感 | 当日にテーマを設定したため,案内文なし |
14 | 2016/5/18(水)11:00~13:00 | 歯学部附属病院 E棟2階 セミナー室 |
遊び/遊ぶ | 「遊び」には目的があるでしょうか、目的がないから「遊び」なのでしょうか。「遊ぼう」としなければ「遊び」にはならないでしょうか。何かをしているとき、自然と「遊び」になっていることはあるでしょうか。「遊び」のつもりでなくても、「遊んでいる」ように見られるのはなぜでしょうか。誰が何をしているときに、どうして「遊んでいる」ように見えるのでしょうか。 私たちは、何を「遊び」と思い、何をしているとき「遊んでいる」と感じるのか。一緒に考えましょう。 |
15 | 2016/6/22(水)11:00~13:00 | 歯学部附属病院 E棟2階 セミナー室 |
話す/聞く | 「話したい」と思うことはありますか。いつ、どこで、どんなことについて「話したい」と思いますか。その「話したい」ことを、誰に、どんなふうにして「聞いて」もらいたいですか。 「聞きたい」と思うことはありますか。いつ、どこで、どんなことについて「聞きたい」と思いますか。その「聞きたい」ことを、誰に、どんなふうにして「話して」もらいたいですか。 「話した」ことを「聞かれる」こと、「話された」ことを「聞く」こと。そのなかで私たちには何が起きているのでしょうか。一緒に考えましょう。 |
16 | 2016/7/29(金)11:00~13:00 | 歯学部附属病院 E棟2階 セミナー室 |
愛 | 当日にテーマを設定したため,案内文なし |
17 | 2016/8/31(水)11:00~13:00 | 歯学部附属病院 E棟2階 セミナー室 |
「守(護)る」 | 「守(護)られる」もの。それは、何から、何によって「守(護)られて」いるのでしょうか。なぜ、それは「守(護)られて」いるのでしょうか。 誰が、「守(護)ろう」としているのでしょうか。なぜ、その人が「守(護)ろう」とするのでしょうか。 「守る(護)」とは何をすることなのでしょうか。身を挺することでしょうか、ただひたすら祈ることでしょうか。 「守(護)る」について、一緒に考えましょう。 |
18 | 2016/9/28(水)11:00~13:00 | 歯学部附属病院 E棟2階 セミナー室 |
これまでの振り返りを行います. |
哲学カフェ for Staff
回 | 開催日時 | 場所 | テーマ | 案内文 |
---|---|---|---|---|
1 | 2015/11/24(火) 17:30~19:00 |
大学院歯学研究科 D棟2階 中会議室 |
効率 | あなたは「効率」を気にしますか、しませんか。あなたがしていることのうち、「効率がいい」ことは何ですか。「効率がわるい」ことは何ですか。あなたが「効率がいい」と思うのはどんなことですか。「効率がわるい」と思うのはどんなことですか。手間暇がかかることはどうですか。手間暇がかからないことはどうですか。 私たちがしていることと「効率」はどんな関係があるのでしょうか。「効率」とはそもそも何なのでしょうか。一緒に考えましょう。 |
2014年度講演会および研究活動報告会
テーマ「障害のある人の歯科医療を見つめなおす」
日時 2015年2月28日(土)13:30~16:30
場所 大阪大学中之島センター講義室703
参加費 無料
講演会
講師 石原孝二(東京大学准教授)
演題 「障害者歯科とは何か、何故必要なのか」
研究活動報告会「歯科医療現場からみた障害のある子どもをもつ親の悩みについて
報告者 青木健太(大阪大学大学院文学研究科)
稲原美苗(大阪大学大学院文学研究科)
竹中菜苗(大阪大学保健センター)
村上旬平(大阪大学歯学部附属病院)
コメンテーター 石原孝二(東京大学)
【2015年度講演会①および研究活動報告会】
テーマ「障害者歯科の家族支援は必要か?」
日時 2016年2月11日(木・祝)13:30~16:30
場所 大阪大学中之島センター講義室301
参加費 無料
講演会
講師 新渡戸満貴(名古屋歯科保健医療センター)
演題 「障がい者歯科における家族支援-ソーシャルワーカーの立場から-」
研究活動報告会「障害者歯科医療現場での親への心的支援」
報告者 青木健太(大阪大学大学院文学研究科)
稲原美苗(大阪大学大学院文学研究科)
桂ノ口結衣(大阪大学大学院文学研究科)
竹中菜苗(大阪大学保健センター)
村上旬平(大阪大学歯学部附属病院)
コメンテーター 新渡戸満貴(名古屋歯科保健医療センター)
【2015年度講演会②】
日時 2016年2月27日(土)14:00~16:00
場所 大阪大学中之島センター講義室201
参加費 無料
情報保障 手話通訳あり
講演会
講師 中園 秀喜(NPO法人ベターコミュニケーション研究会理事長)
演題 「拝啓、病院の皆様へ- 聴覚障害者が出会うバリアの解消へ」
【2016年度講演会】
日時 2016年(平成28年)9月11日(日)13:30~16:30
場所 大阪大学中之島センター講義室201
テーマ「医療現場で望まれる家族支援とは?」
参加費 無料
講演会
講師 池田和子さん,竹本由子さん,塚本壽子さん
演題 「親からみた家族支援~医療現場で望まれる支援とは?」
哲学対話形式によるパネルディスカッション
パネリスト
池田和子さん,竹本由子さん,塚本壽子さん
稲原美苗(神戸大学大学院人間環境学研究科人間発達専攻)
竹中菜苗(大阪大学保健センター)
村上旬平(大阪大学歯学部附属病院)
新家一輝(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻)
ファシリテーター
青木健太(大阪大学大学院文学研究科/ 歯学部附属病院)