大阪大学歯学部 第2口腔外科

教育内容

学部教育

大阪大学歯学部の教育は、全身を理解したうえで「口」そして、「歯」を学ぶことをモットーとしています。担当する口腔外科学は専門科目として4年次から講義が始まり、5~6年の臨床実習で、口腔・顎・顔面におこる病気の診断、治療法を実際の診療を通じて学びます。授業項目は手術概論、手術学各論、炎症性疾患、腫瘍、腫瘍類似疾患、血液疾患、神経性・心因性疾患、インプラント外科です。その他、アドバンス科目として唇裂・口蓋裂・顎変形症、放射線・化学療法、粘膜疾患、外傷、顎関節疾患を講義します。さらに、演習を通じて学習効果を高めます

非常勤講師による、口腔癌治療、唾液腺疾患、顎骨壊死、全身的な外傷や炎症などによる救急医療の講義が行われます。

臨床実習 学部の5~6年次に行います。

  • 基本手技:採血、注射、麻酔、血圧測定など
  • 診察・診断・治療計画:診察、臨床検査など
  • 治療・術式:インフォームドコンセント、診断書作成など
  • 顎顔面疾患治療:抜歯、膿瘍切開、縫合、嚢胞摘出など
  • 入院患者実習


抜歯実習風景


血圧測定実習風景

大学院教育

歯学研究科はわが国の歯学を発展させる大学としての使命を負っています。大学院では、臨床に関連し、しかも口腔科学と密に関連するテーマで研究を進めており、研究に根差した最新の知見を学生に提供しています。おもな研究テーマとして、Wntシグナル経路、ヘルペスウイルスによる癌治療、ホウ素中性子捕捉療法、分子標的治療、口腔粘膜疾患治療、骨補填剤の研究、指導を行っています。

大学院カリキュラムとして、顎口腔病因病態制御学は顎口腔腫瘍学(必修科目)、顎口腔先端手術学(選択科目)を担当しています。選択必修科目では、チュートリアル教育である最新癌治療学、先端口腔診断学を分担しています。定期的な抄読会の開催、国内外の学会発表を通じて学生のレベルアップを図っています。


大学院生の学会発表風景


オープンラボでの実験風景

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